2012.01.19

安らかに・・・

• 15:18
• ヨモヤマ話
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釣果ネタではありませんがちょっと書かせてください。

先日、開店当初からのお付き合いがある馴染みのお客様、通称「看板屋さん」がお亡くなりになりました。
享年79歳でした。

最近は体調を崩され大好きな魚釣りは出来ずにいましたが、暮れにもハタハタを買いに遊びに来たり年賀状も頂いたり、つい先日もおふくろに電話が掛かってきてたりとお元気な様子だったのに。
同じく古くからの付き合いがある若衆・ヒロシ君から「カズさん、看板屋さん運ばれたみたいだす」との一報の後の訃報に絶句。
なんか今でも「社長ー！（自分、社長じゃないんだけど）」っていいながらひょっこり現れそうな感じがしてなりません。

この看板屋さん、実は今年のカレンダーに載っています。

釣果写真じゃないけど何となく撮り納めたたった1枚のスナップ。
11月にもオヤジの海風丸（今はチヌ和乗ってますが）に名入れをしてもらいましたが、まさか最後の仕事になるとは思ってもいませんでした。

筆一本で人生を書き上げてきた職人中の職人。
うちのみならず、この方のファンは非常に多かったと思いますが、数多くの場面でとにかく毎度〝いい仕事〟をしてくれた看板屋さん。
ご本人はどう思っておられるか今となっては分かりませんが、うちが最後の最後の仕事で本当に良かった。
感無量の気持ちで一杯です。

そして驚いた事にこのお写真を入れた日が娘婿さんのお誕生日だったことが判明。
偶然とはいえこれはすごい巡り合わせ。
ご遺族の方も大変喜んでくれていたようです。
ランダムに当てはめただけだったのに・・・きっと何かの縁だったのでしょう。

看板屋さん、長い間本当にありがとうございました。
これからもあなたの手がけた〝大漁丸〟を天国から見守ってて下さい。

さようなら。